なんでIHコンロって、全口同時に使えないの?

 こんにちは、頼りになるガス屋さんの店長の魚住です。

 知っているようで知らないIHコンロのお話です。
IHコンロ
 ガスコンロを使っている人にとっては、朝の忙しい時間にはグリル使って焼き魚焼いたり、コンロ3口を同時に使って調理するのって当たり前なんですよね。
ビルトインガスコンロ RHS71W15G23R3C-STW
 そういったお客様に、IHコンロの場合は全口同時に使用することができないんですよってお話をすると、エーッウソでしょう?
 本当に?って言う話になるんですよね。

 いや、これ本当の話ですからね。

 メーカーのHPにいって、取扱い説明書ダウンロードして読んでみてください。

 例えば、カタログには3kwプラス3kwプラス1.5kw、合計7.5kwの火力のコンロですよ。
IHヒーター
 そして、グリルは3.7kwもの火力ありますよと仕様には記載されています。
IHヒーター
↑クリックすれば大きくなるよ。

 おおー、すごい全部で11.2kwもの火力が使えるんだと思われますよね。

 でもね、実際に使える電気の火力は最大でも5.8kwまでと取扱説明書には記載されているんですよね。
IHヒーター
↑クリックすれば大きくなるよ。

 最大5.8kwの理由
 家庭用の配線用遮断器(安全ブレーカー)の一番大きいタイプが200Vの30Aタイプかな。
 ではこの遮断器が使える電力はと言いますと、200V×30A=6,000VA(W)になります。
(物理か理科で電気のこと習ったかと思いますが、1W=1V×1Aです。)
 すなわち、6,000W=6.0KW
 この使用電力を越すと、ブレーカーが落ちてしまうこともありIHコンロ自体で使用できる電力を制限しているためなのです。

 特に、グリルを最大火力で使うときは、計算上コンロ部は前部の一口の中火くらいしか使えないのかな?

 簡単に計算すると、5.8kw-3.7kw=2.1kw。

 3kwの火力があっても使用できる電気容量が決まっているので、実際にはそこまで使えないんよね。

 ということは、前部の二口コンロも両方合わせると6kwになるから、こちらもどちらかの火力は弱くなる計算になってきますよね。

 これは、家庭で使える契約電気量にもよるから契約電気量が少ないと、さらに火力が弱くなるのかな?

 料理を短時間でパパッと作りたい奥様にとっては、暖かい物をできるだけ同時にだしたいけれど出せなくなってくるのが不便なのかな?

 特に朝のお弁当を作る時間は、朝ごはんも同時進行しないといけないから不便かな?

 お弁当は、チーンで済ます人は別ですけど。

 こういったことを知らずに、購入してから初めてなんで火力が上がらないのよと不満を持たれている人もいるみたいですが、販売する側の説明不足なんですよね。

 きちんと説明しておかないとトラブルの元になってきますよね。

 ということで、料理好きの人や短時間で何品も作りたい方はガスコンロを選ばれた方がいいですよ。

 きちんと両方の器具の短所、長所を理解して調理器具は選択してくださいね。

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魚住 泰三
1964年愛媛県松山市生まれ。 プロパンガス屋の店長ですが、プロパンガスのことだけにとどまらず、お客様のお家の小さなお困りごとからリフォームまでいろいろなことを頼まれています。 お家の困ったことがあれば、いつでもご相談ください。
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