修理

ガスコンロの部品交換(熱電対・温度センサー・電磁弁)

 ガスコンロの火はつくのに点火ボタンを離すと消えてしまうという連絡がありまして、現象の確認に行ってきました。
 

 確認させていただいたのですが、点火ボタンを押している時は火はついているのですが、お聞きしていた通り点火ボタンを離すと火が消えてしまいます。

 考えれる原因は次の3点の部品です。

  • 熱電対
  • 温度センサー
  • 電磁弁

 熱電対、温度センサーともよく使われているので汚れがひどいので、上記3つの部品を取り寄せて交換することにしました。

 取り寄せた部品がきたので、ガスコンロの天板を外して順番に交換をしていきました。

 このガスコンロの天板をネジで止めていましたので、まずはネジを取り外していきます。

 天板のネジは3か所。

 横のネジは4か所。

 天板を取り外したら、バーナーを取り外していきます。

 次の写真の真ん中にあるのが熱電対です。

熱電対は火がついているかどうかを確認するための安全装置です。

火がつくと熱電対が温まり、ガスコンロに内蔵されているガス弁が開きガスが流れる役目を持っています。

吹きこぼれで火が消えると、この熱電対が冷めてガスコンロでガスの流れを止めくれる大事な安全装置の役割をしてくれています。

火がついてないときに、ガスが漏れていないのはこの熱電対のおかげでもあるのです。

 次の写真は、温度センサーです。

温度センサーは鍋底の温度を直にはかってくれる安全装置です。

鍋底の温度を感知して、油温が約250℃を保つように自動的に火力を調節し油の発火を防止する安全機能です。

鍋底の温度が高くなると焦げ付き防止も防いでくれます。

この温度センサーのおかげで近年では天ぷら火災を防ぐことができています。

 次の写真は、電磁弁が装着されているところです。

 この電磁弁も外して交換していきます。

このガスコンロの電磁弁です。

これを交換します。

電磁弁は、熱電対から温度を感知してガスの弁を開く安全装置です。

ここが故障していますとガスが流れないので火が継続して流れません。

 上記の部品をすべて交換して修理完了です。

 最後に点火試験をします。

無事にガスバーナーに火が点火しました。

以上で修理完了です。

細かい作業なので、時間かかりますが一つ一つネジを外していけば修理できますが、修理はガス販売店またはメーカーのサービスマンにご依頼ください。

修理依頼は、ガス販売店また購入先また直接メーカーまでご依頼ください。

当店でお買い求めのお客様は、当店までご連絡いただけましたらと思います。

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